2010年8月11日水曜日

待ってろEwe語(安堵編)

そういえば、任地に来てから気づいたこと。

それは、あいさつにやたら長いこと時間がかかるということ。

ホストファーザーと道を歩いていると、
やたらいろんな人が立ち止まり、ていねいにことばを交わしていく。
これじゃ、全然前進めないじゃん…と、正直思っていました。


そんなあいさつの真相も、Ewe語を習って、少し分かった気がします。
何と言っているかというと…


甲:元気ですか?

乙:元気ですよ。

甲:子どもたちは?

乙:元気です。

甲:アイザックは?

乙:もちろん、元気ですよ。

甲:ベネはどう?

乙:ええ、おかげさまで。
  じゃあ、今度は私の番。
  お宅のマックは?

甲:ええ、元気ですよ。

(以下略)


…とまぁ、こんな感じでお互いの家族のメンバーを一人一人確認していたのですね。


病気が多かったガーナ。
マラリア罹患率は今もなお世界トップ(ワースト)クラスです。
なので、立ち止ってはお互いの健康を本気で気づかっているのだそうな。

へぇ~!なんだか、いい話だな!

「気づかう」かぁ。

これぞ、あいさつの原点かもしれません。


しかし、ふと疑問。

問①:
「ボクの場合、まだその人の家族を知らないのですが…?」

先生の答え:
「適当に曜日のニックネームを言いましょう。そのうち当たります。」

問②:
「そのニックネームが当たっていない場合、失礼にあたるとかは…?」

先生の答え:
「だれもそんなこと気にしませんよ。まぁみんな大家族ですから、だれかに当たるでしょ。」

問③:
「いつあいさつを終えればいいのですか?」

先生の答え:
「うーん、適当ですね(笑)」


よっしゃ!このいい加減さもいい感じ!
覚えが悪くても、Small Smallでいこう。

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