かつてはイギリスの植民地だったガーナ。
周辺国はすべてフランス語なのだが、ガーナだけは英語。
そして、ガーナ各地で「現地語」は、いまでも日常会話でよく使われています。
ていうか、現地語しか話さない人は、けっこうたくさんいたりします。
というわけで、任地に溶け込んで暮らしていくには、現地語はマストアイテムなのです。
私が暮らすアカチでは、「Ewe」ということばが使われています。
これが実はグローバルなことばでして、
隣のトーゴからベナン、ナイジェリアあたりまで通じるらしい。
このことを先生は誇らしげに教えてくれました。
曰く、「海沿いの人たちのことば」だそうな。
そうだよね、国境なんてずいぶん最近、勝手に「縦に引かれた」んだものね。
さぁ、ジャンジャン覚えるぞ!
文字はアルファベットとほぼ同じ。
初日は生活に必要な単語やあいさつを覚えようということで紹介されたのが…
アフワン … 元気ですか?
アペ … ありがとう。
アトト … パイナップル
アンティ … オレンジ
アコデュ … バナナ
アンプレ … バンクー(ガーナの主食のひとつ)
…なに、みんな「ア」で始まるやん(汗)!
自分としては「ア攻撃」にひるまず一生懸命声に出すのだけど、
どうもうまく発音ができていないらしい。
たとえば、「アペ」と発音しては、
「ちがうよ、Akpeだよ。」
「ん?アペ?」
「だから、Akpeだってば。」
なんて何度もやってるものだから、こっちもつい
「だー!もう…。アパッ」ってテキトーに言ったら、
「アハーン!それだよそれ!」
なんて褒められるもんだから、もう何が正解かサッパリで…。
何が分からないかのかが分からない。
これを業界用語で「勉強のデフレスパイラル」と呼ぶ。(本当か?)
これはかなりしんどいぞ。
あぁ、これだわ、生徒の気持ちって。
もっと優しくしておけばよかったかな…。
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