ところで、アカチでのINSET(教員研修)は、各学期の第3・第6・第9木曜日に
郡内一斉に行うように、教育事務所が指導しています。
しかし、これだけでは自分がINSETに関われる機会が限られてしまう。
子どもたちだけでなく、先生たちにも働きかけていきたいのに。
というわけで、INSETデーの前後1週間くらいなら、日程をずらして自分といっしょに
研修みたいなことをやったとレポートしてもよい、と教育事務所に配慮してもらってます。
というわけで、この日は下の写真にある学校で授業を見てもらうことにしました。
ちなみに、私は授業のはじめに「どの国から来たでしょう?」と子どもたちに聞いてみます。
今までの珍回答は、ガーナ・ナイジェリア・アメリカ・ベトナムなどがありますが、
今回は「イタリア」と言われました。
ついにオレもジロラーモのちょいワルか!と思いきや、
この学校はイタリアの団体からの寄付で設立されたとのこと。
なるほど。チャオ。
INSETに使用する「授業見学シート」というものがあります。
様々な項目から授業を評価する、参観者のためのシートですが、
これを手にして見てもらい、授業中は自由に歩き回って子どもの様子を見てもよいとしました。
で、その後はディスカッション。
・答えをダイレクトに教えない、子どもに言わせる、見つけさせる授業について
・子どもの間違いに対する指導、間違いそのものの分析について
・ガーナの授業は最後に内容理解の質問をする先生はよい先生とされるけど、
授業の目標によっては、質問だけが評価の手段ではないということについて
・身近なものを使って教材を作る例について
など、これができたら神レベルというものばかりが話題に上がりました。
ま、話題は向こうから大まかにやって来て、自分が「こういうこと?」と整理し直して、
後は先生たちがたくさんしゃべってくれたので、よしとしたいと思います。
ほんと、こういう機会のたびに勉強不足をひしひしと感じますが、
勉強不足のひよっこなりにあと5ヶ月、背伸びしたりしなかったりでいこうと思います。