アカチの道を歩いていると、子どもたちから「タガーワ!」「ユジ!」と呼ばれました。
そして、「コンニチハ!アリガト!」とも。
「タガーワ」や「ユジ」というのは、かつてアカチで活動していた2人の先輩隊員のことです。
彼らも現職教員として協力隊に参加し、アカチの小学校をバイクで2年間回り続けたとのこと。
そして、この2人の後任として自分がやって来たわけです。
彼らの名前や、彼らが教えた日本語のあいさつを聞くと、
ちゃんと子どもたちの心に残っているのだなと、なんだか自分のことのようにうれしくなりました。
教育事務所の方も、2人のことを話す時はうれしそうです。
「アカチの子たちに九九を教え、計算力が飛躍的に上がった」
「いつもハードワークだったよ、日本の教師はレベルが高いんだね」
直接会ったことはないけれど、報告書からは後任の自分への思いやりが見られます。
「今度来る隊員が活動しやすいように…」
「家具は高いから、よかったら自分たちのものを使って…」
自分ひとりで活動しているわけじゃない。
こういうつながりの中で、今ここに来ているのだよな。
思えば、教員の世界もいっしょ。
いろんな先生といっしょに生徒を見て、次の先生たちにバトンタッチする。
どんなにすばらしい教材や設備がそろっていても、
先生たちが「つながって」なかったら、いい生徒やいい学校にはならないだろうなぁ。
そういう意味では、現任校でも協力隊でも、めぐまれた「つながり」と出会ったなぁ。
よし、この2年は「タガーワ」や「ユジ」さんの思いも忘れずに、がんばろうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿