2011年10月7日金曜日

ややこしいことにややこしい顔をしない



理数科分科会の「授業交流会」、2日目です。

フォメナの高校で、4名のJICAボランティアと1名のガーナ人先生が授業実践しました。

皆さん、クリアな英語とカラフルな授業展開で「さすが」の一言でした。


こんな先生に習いたかった・カリスマ博士の「電気回路」



同じアカチ郡・まさと氏の「連立方程式」



我らが理数科分科会会長・ゆう君の「自由落下運動」



そして、ユーモアの結晶・まこちゃんの「ボイル・シャルルの法則」



ガーナ人先生も「細胞分裂」について、上手なイラストを書きながら講義しました。



ともすればややこしい内容について、分かりやすく授業を展開していました。

そんな実践を目の当たりにし、思い出すことばがあります。

いつかの研修会でそっと紹介された、井上ひさし氏のことばです。



むずかしいことをやさしく、

やさしいことをふかく、

ふかいことをおもしろく、

おもしろいことをまじめに、

まじめなことをゆかいに、

そしてゆかいなことはあくまでゆかいに



授業をする時も、何か仕事を頼まれた時も、今回の実践者のように

そして上のことばのようにありたいなと思いました。


自分はけっこう賢いんだぞ、人様からの批判は受けたくないぞ。

そんなスタンスでいるとつい、


易しいことなのに難しく、

難しいうえにしかめっつらでもっともらしく、

もっともらしいことをダラダラと長く、

愉快なことさえ、あくまで不愉快そうに


ってなってしまう気が自分はします。いかんですね。

少なくとも、授業では生徒にこんな顔をさせてやりたいもんだ。



えーっと、ここで懺悔と告白です。

こんなエラそうなこと言って、実は皆さんの授業をちゃんと見れなかったのです。

この日突然臀部に謎の痛みを覚えまして、授業観察どころではなかったのです。


なぜだ?いつも辛いもの食べてるから?

バイクでラフロード走ってるから?

それとも、今回のホテルのベッドが目がしゅぱしゅぱするほど驚異的に臭いから?


とめどなく流れる冷や汗を抑えつつ、松井秀喜選手の不動心にあやかりながら

なんとかディスカッションにも参加したのですが、みんなにはバレバレでした。



皆さん、すいませんでした。

当方、現在は文字通り尻上がりに調子がよいです。


では、また明日。

3 件のコメント:

Sho さんのコメント...

 井上ひさし氏のことばは、とても深いですね。自分は、ややこしいことがあると、すぐにややこしい顔をしてしまうので・・・。
 それから、生徒の表情はとても素敵ですね。自分も、授業で生徒がこんな表情になれるように指導力アップをめざしたいです!

torachan さんのコメント...

生徒さんの写真ナイスです。
お大事にどうぞ。

Kofi Jun さんのコメント...

SHOくん!

オレなんかややこしい顔してるから、普通のこともややこしくなってくること、よくあります。修行が足らんわ。
アメリカで大きくなって帰ってきてね!
でも、あんまり気負いすぎないでね!


torachanさん!
全員が自由落下の実験に夢中になってるところで、ふと違う視点でカメラを向けるセンス。ぜひあやかりたいところです。
代表的日本人、そして中江藤樹ナウです。