2010年10月18日月曜日

北へ、北へ

北の町タマレでの「バイク研修」に参加してきました。

首都からおよそ600kmのロングトリップ。

ダイジェスト版で旅の報告をします。


【火曜日】

いつもの「トロトロ」ではなく、VIPバスを利用。

チケットを買うことにビックリ。



そのキレイさにもビックリ。クーラーにリクライニング!



緊張の出発。



3時間後、トイレ休憩。チップを払って用を足す。

デコボコ道に揺られると、バスなのに船酔いのようになるから困る。



さらに3時間後、経由地クマシに到着。

さすがガーナ第2の都市、とにかく都会。



街の人もなんだか勢いがあって怖い。街中ではカメラを出せず。

クマシ近辺の隊員も交えて、明るいうちからひたすら飲む。

ホテルもキレイでひと安心。


【水曜日】

朝早く起床。飲みすぎによる頭痛は自業自得。

同期2人とはここでお別れ。飲みすぎた感たっぷりの風情。



朝ごはんはハンバーガー。重たいけど、妙にうまい。

3セディ。でもガーナでハンバーガーを食べれる喜びは、プライスレス。



クマシからはSTCバスで目的地タマレへ。

あと360km、がんばろう。



3時間過ぎた頃に、トイレ休憩。

ここのトイレは、かなりレベルが高かった。女性も立って用を足しているようだ。


でも、こういう状況にも顔をしかめなくなったから、慣れってすごい。



さらに3時間。デコボコ道でもリリー・フランキーを読破。

椎名誠も読もうかというところで、念願のタマレに到着。


夕暮れのタマレは、穏やかでキレイ。


…って、あべちゃんジャマだよー。あべちゃんも現職教員だよー。



無事に全員そろって、ホテルのそばで中華料理を。

期待もテンションもかなり上がったが、餃子もラーメンもないという挑発的な接客。

餃子もラーメンもない中華料理は、中華料理と呼ばないぞオイ。

なんて言いながらもビール祭り。ちなみに餃子は英語でdumplingらしい。


ホテルでバタンキュー。



【木曜日】

バイク研修当日。

暑い。朝から日差しが痛い。そして、頭も痛い。



ところで、貸与されるバイクはクラッチがない。

左足のギアも、日本のやり方とはちょっと違う。

ちょっとしか違わないから、むしろとまどう。



そういえば、訓練が始まる前に埼玉でもバイク研修があったけど、

あの時よりも、今回の方が断然「悪路走行」はリアルだ。

気なんか抜いたら、間違いなく転ぶ。



人生初のラウンドアバウトも走行。最終試験も無事にパス。



タマレ隊員も勢ぞろいして、30人くらいで打ち上げ。

食べ過ぎて飲み過ぎてるって分かってるのに、この日もまた。

ホテルの水が出なくて我に返る。おとなしく寝る。


【金曜日】

帰路に着く。まずはタマレを目指す。

ホテルのシャワーは復活したものの、妙に水が錆くさくて、ちょっと茶色い。

キレイになったのか汚くなったのか分からないけど、体を清めてステーションへ。



ガーナの朝は早い。ステーションに着いたのが6時ごろ。

道で朝ごはんを買う。玉子焼き入りパンをほおばる。

食べ終わってから、昨日は飲みすぎたことを思い出しても後の祭り。



椎名誠の途中で、夕方タマレに到着。

そのままカフェというか喫茶店に。


「スパゲティ・ポロ」なるものを発見。

どんなものかをたずねたところ、お姉さんが「モック」と連発。

そして、コーヒーの欄をしきりに指をさす。


え、モカ?コーヒー味のパスタ?


物は試しということで頼んでみたら、普通のクリームパスタが。

とってもおいしく、「モック」って何だったんだろうと思っていたら、

お姉さんがフフフと笑顔でミルクの缶をテーブルに持ってきてくれた。


え、まさか「モック」って、「ミルク」って言ってたの??


彼女の発音に難ありなのか、われわれのリスニング能力が乏しいのか。

でも、お互い「ミルクかよー!」「そうよモックよー!」って笑顔。


去り際に少し、分かりあえた気がした。


そのままカレー屋さんに。協力隊の胃袋は無尽蔵だ。

こうなったらアセトアルデヒドも栄養にしてやる覚悟で。


【土曜日】

タマレから首都アクラへ。長い旅路もいよいよ終わる。

VIPバスのステーションは、本当にやかましい。

タチの悪そうな兄ちゃん、オジちゃんたちがひっきりなしにからんでくる。


荷物を持つから金をくれという兄ちゃんには波動拳でごあいさつ、

朝ごはんを買ってくれというオジちゃんには笑顔でソニックブーンを。


え、まだ食べるかあべちゃん!

オイラは、オイラは本当に頭も胃もガタガタだ…。



最後の休憩所でライスパックを購入。

何も言わず5セディ出したが、ちっともお釣りが返ってこない。

「細かいのがないの?」って聞くと、

「何言ってるの、あなたちょうど払ったじゃない。ごきげんよう!」

…だいぶ恥ずかしかった。



ざっとこんな感じです。とにかく長かった…。

北に行くにつれて、景色や人の雰囲気も変わっていくのはなかなかのものです。


北に住む隊員は、首都に上がるのも体力使うんだなぁ。

そんなことを体で感じた1週間でした。


さて、胃を整えて来週からの授業がんばるか!

2 件のコメント:

さち。 さんのコメント...

バイク研修お疲れ様☆
暴飲暴食の旅だったみたいだね(笑)
私も先週首都に上がり、おいしいものをいっぱい食べてきました。
やっぱり、仲間と一緒においしいものを食べて、笑ってると元気が出ます!
また頑張ろうって思えた日々でした♪
そんな時間って大事だよね!
でも、胃は大切に(^-^)

セーゴ さんのコメント...

お久し!インド洋の袂よりセーゴです!
やってるねー。とばしてるねー。
オンもオフも楽しまなきゃ損的な思考、
最高です!
私は最近体たらくでしたが
そんなん言うとれんな。

「ウガリ」がうまく作れないことを
近所と学校でいつもネタにされている
私ですが、
またちょいちょい見させてもらうねー。