ガーナで青年海外協力隊・22年度1次隊小学校教諭として活動しました。 公立中学校の英語教員として籍を置いたまま、現職教員参加制度を利用させてもらいました。 このブログが特にガーナや協力隊活動に興味がある方へ何か参考になればうれしいです。
2011年10月21日金曜日
意地になって作る電気の教材
「電気」の授業で使っている教材を紹介します。
そもそも「電気回路を作る教材がガーナにはない」と言われて始めたこの授業。
「モノがないからできない」なんてお互い言わないよう、なかば意地で教材を準備しました。
まずは、電池ケース。
500mlのペットボトルを5cm幅ほどにカットしたものに
単一電池、こちらで言うと Size D の電池をぶち込んでおしまい。
アルミホイルを適当な長さに折った帯を導線の代わりにしてます。
課題はマイナス極の接触がたまに悪いこと。
私はスポンジをカットしてかませてみたりしています。
また、日本の電池は、プラス極の周りの金属部分を絶縁テープで覆わないと、
アルミホイルに多くの部分が接触してショートしてしまうかも。
こっちの電池は中国製で、プラス極の突起部分以外はプラスチックなので安心です。
豆電球ソケット。
要は横と底部にそれぞれ電気が通れば、プラスマイナス問わずに豆電球はつくので、
マッチ箱の一辺を切り取り、豆電球を差し込む切れ込みを上部に入れ、
上部と底部にアルミ箔をのりで貼り、ブスっと豆電球を差します。これでおしまい。
豆電球はきっと少し浮くので、スイッチのように頭をひょいと押してやるとつきます。
「この回路はつくかな、どうかな」と子どもたちに問うときに、
「じゃあいくよ、ジャーン!」みたいに答えを出せるので、なかなか重宝します。
ガーナ隊仲間には、ペットボトルキャップと安全ピンでソケットを作った人もいます。
そのアイディアも今度試してみたいと思います。
なお、導線は電気屋さんでコードをちょっともらって、ニッパーでビニールを裂いたら
ちょうどよい細さ、やわらかさの導線が出てきたのでそれを使ってます。
導線の端を剥いて好みのクリップをつけてやれば、パーフェクトです。
これらがあれば、直列回路や並列回路ができます。
こちらは子どもたちが作った直列回路。このアイディアはけっこうすぐに出てきます。
で、これが並列回路。
電池ケースから出るアルミホイルの帯に少し長さがあると、
このつなぎ方のアイディアが出やすいように思います。
伝わるかしら、りさっち!
授業の展開については、また明日!
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4 件のコメント:
わぉ,じゅんじゅん,めっちゃクールだよ,その電池ケース。ペットボトルはまるで頭になかった。
使わせてもらうは,そのテク!
Diego!
いやいや、プロにほめられると恐縮っす!
なかなかちょうどいいサイズなんだけど、もうちょっと安定するように工夫できたらと。
「授業の時間を大事にせい」というDiegoの叫び、こっちでもよくわかります!
じゅんじゅん!
わお!じゅんじゅん素敵^^!
かなりわかりやすい説明をありがとう。
りさも出張実験で電気回路しました!
じゅんじゅんの写真を見て,アルミを使ってみました。
電池ケースは,苦労していろんなものを作ってみたけど,
ペットボトル使ってみよっかな。
今までは,塩ビ管や箱,ゴムを使ってみたけど,,
どれがいいのかは,やってみて使ってみてきめよーっと。
次のブログでのせてみるねー♪
risaっち!
うまく伝わらないんじゃないかと心配したけど、上手に読み取ってくれたみたいであざっす!
「身のまわりのもの」は国によって違うだろうから、そっちでがんばってる教材の工夫もまた教えてねー。
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