2011年11月7日月曜日

二度目のスマプロはちょっと違う



ごぶさたしております。

先週はタマレという町で理数科分科会のワークショップに参加しました。


その名も「SMART Project 2」、今回で2回目です。

教員養成校で「先生のたまごたち」と教材や授業づくりのコツを共有する目的です。



では、写真とともにレッスンの内容を振り返ります。


まずは、大先生のはるちゃん!

九九の定着を図る様々なアクティビティを紹介しました。



各地の小学校教諭が取ったデータを提示し、

授業を工夫するべき理由をきちんと説明していたのはさすがでした。


マス塗り、トランプ、カルタなど、

子どもたちが前のめりになる活動をいくつか紹介しましたが、何よりも参加者が前のめりに!



はるちゃんも元気いっぱいのプレゼンでしたし、

こうして見るとエトー選手など、サポーターも元気いっぱいでした。

若い力がここにある、でした。



続いて、我らが博士による「静電気」の授業。



えーっと、ここからは博士のお孫さんに向けて書きます。


おまごさん、日本でげんきにしてますか。

あのね、しんちゃんはね、ガーナのみらいをせおう

おにいちゃんやおねえちゃんに、りかをおしえているんだよ。


むずかしいことをかんたんにして、たのしいじっけんをしょうかいして、

「はかせはすごい!」って、みんながそんけいしているんだよ。



ガーナ人が「たのしい!」っていうと、「そうかいそうかい!」といって

しんちゃんもたのしそうにしているんだよ。



大人のみなさん、続いて参ります。

アカチでやっている「電気」の授業に使う教材も紹介しました。



工作の手順を英語で伝えるのはよい修行になるのですが、やっぱりなかなか難しいもの。

しかし、今回はこの絵に助けられました。



いやぁ、絵ってすごい武器です。みっちゃん、かなりナイスプレーでした。

ゆう君にもかっちゃんにも、ずいぶんと機転を利かせて助けてもらいました。

「チーム電気」改め「電気グルーヴ」のみんな、ありがとう。お疲れ様でした。



「オイラは疲れちまっただ」と終盤ヘコたれた私に代わって

ひょいひょいと授業をしてくれたタケタケガーナのたけ、さすがでした。ありがとう。



今回はもうひとつ、リクエストに応えて情操教育分野でもレッスンを設けました。



空き箱や王冠、葉っぱなどを使っての創作活動。

これはガーナ人にとってはなかなかチャレンジしがいのある内容だったと思います。


線を見本通りに描くことに価値を置いたり、

「先生、私の絵は正解ですか」とたずねたりするガーナの図工の時間。


そういう現状の中、「答えはひとつじゃない」「自分らしく表現する」というコンセプトを

十分に伝えられたんじゃないかと思います。



「大事な人に贈り物を作ろう」と発問したため、ガーナ人の取り組みも意欲的でした。

テーマの絞り方もよく考えられたものでした。

気品あふれるタマレ隊のかなちゃんとなっちゃん、さすがでした!



そして、多くのガーナ人・日本人を巻き込みながら、

目的からブレずスッキリとイベントをまとめたキャプテンのジョニー。

彼は今年のベストティーチャーを受賞、授業力も企画力もかなりもってます。


人望ある彼を中心に、みんなが役割を理解し、

みんなで作り上げた感が満載のワークショップでした。


いやぁ、ほんとに楽しかった!またひとついい経験させてもらいました!




2 件のコメント:

you is miner さんのコメント...

英語で相手に自分が思っていることを伝える

これってすごい難しいことだって最近思いました。

日頃の授業やこうやって、皆さんの前で多くのことを

伝えている山本さんを尊敬します。

Kofi Jun さんのコメント...

you is minerさん!
いやいや、実際お会いして「山本、こいつ話盛ってるな」と思われたかと 笑
でもせっかくの機会なので、やったことや感じたことを残していけたらと思います。
先日はありがとうございました、また近々!