今学期のレポートを書いてみて、配属先のスタッフに添削してもらった時のこと。
「ごくろうさん、英語の文法的なミスだけを直したよ」と返ってきた紙を見ると、
そこには無数の青ボールペンのメモが(こういう時も赤ペンじゃないです、青です)。
「あー、オレもまだまだだなぁ…。」と思いつつさっそくありがたいご指導に目を通すと…
・...are able to → can able to
・might think → might thought
・discuss what to do first → discuss about what to do first
・always は過去形と使わない。
と、???なメモばっかり。
またまたそんなご冗談をと思って聞き返したのですが、
「助動詞が過去形になったら、その後の動詞も過去形にする」
「discussの後には協議する内容が来るので、aboutでつなげる」
とまぁ、はじめて聞くような文法のオンパレードにびっくり。
「discussは他動詞だからって、日本の高校生の間では有名なひっかけ問題っすよ」
「百歩譲っても、can able to はないでしょー」
と言っても、なーんにも聞いてくれません。
それもそのはず、所詮日本人にとって英語は外国語。
ガーナ人にとっての英語は公用語です。
そのうちに何人かが集まって、結局満場一致で上記の指摘が正しいと可決されました。
細かいことで争うつもりはないけど、ちょっとくらい自分の意見も聞いてくれていいのにさ。
聞く耳を貸さず、自信満々でまくしたてる人にはくっそおーと思いますが、しょうがないです。
「ジュン、俺たちはイギリスの英語をしゃべるから、ちょっとお前には分かりづらいかもしれない」
「そうだ、イギリス人も俺たちと同じようにしゃべるんだ、ごめんな」
とフォローしてくれた(?)人たちに、
「え、イギリス行ったことあるんすか?」とたずねたら、2人とも「ないっ」とキッパリ。
この「井の中のなんとやらめぇ~!」とやり場のない怒りを鎮めるため、
そして、「自分こそがかわずだぁ~!」という自己嫌悪と対峙するため、
英語、勉強しようと思います。
というわけで、勉強しに出かけます。ていうか、もう出てます。
この学期休みを利用して「精神と時の部屋」にこもっています。
というわけで、次にお会いするのは5月半ばごろです。
では、ごきげんよう。
※追記1:
上記4つ、すべて日本の英語教育ではありえないとされています。
なので、「せんせー、alwaysは常に現在形で使われるって、どっかのブログで見ましたよ」
などと言って、日本の先生を困らせないでくださいね、日本の若者たち。
このお話は、あくまでもガーナでの正解について述べただけですから!
※追記2:
同任地のわくわくさんも、他の例を教えてくれました。
曰く、「彼ら、lesser than って書くんです。」
すでに比較級のはずのlessにさらにerをつける。
これは絶対比較級と呼ばれるもので、ちゃんと存在します。
ただし、限定用法として用いられるので、thanなどといっしょに用いられるのは不適切。
うん、ジーニアス的にはやっぱ違うよ。
5 件のコメント:
きのうTVでおもろい英語の例文が紹介されてたよ。
本当にあった英語参考書の例文。
The bald man walking across the street is my father.
通りをわたっているツルッ禿頭の男は私の父です。
Gaddamit! somebody farted!
ちくしょう!誰か屁をこいた!!
授業に使っていいよ。
あっもしや!ひょっとして!
おみやげ楽しみにしてます(はあと)!
先生半月も精神と時の部屋にいたらだいぶおっさんになっちゃいますよ^p^
ちなみに私高校英語ボロカスです
久しぶりに見たよ~
(エチオピアblogger ブロックしてんじゃねぇよ!)
いやぁイケイケ・エングリッシュですなぁ。
こちらエチオピア,公用語じゃないけれど7・8年以上はほぼ英語で授業ですから使ってますけど,そこまでのはないなぁ。
ま,でもせっかくなので
Where are you go?
Are you voluntary to go?
とかしょっちゅう聞きまっせ。
あと書くほうでb/n とか。between の略語らしいねんけど,これ正しいの?それともエチオピア限定?いやアフリカじゃメジャー?教えてジュンジュン!
ayapomuu!
おみやげ、もちろんありますよ(はあと)
何がいい?車?島?油田?
匿名さん!
大丈夫。高校英語ボロカスといえど、捨てさえしなければ、それはそれで何とかなるもんです。
精神と時の部屋へともに入った友人は、英語を話さずにメニュー表だけを指さして注文をする奥義を身につけて戻ってきました。
高校生活はエンジョイしてますか!
Diego!
Where are you go?とかAre you voluntary to go?とか、手ごわいねぇ…!
公用語としての英語って、いろいろ変容してるんだと実感中。合わせなくちゃいかんのは、こっちだもんね。
あー、でも帰国して「英語の採点、甘くない?」って言われたらどうしよう…。
Diegoもアムハラ語がんばっているようで!
すーさん!
帰国してこれらの例文を用いてYahoo!ニュースに載ったら、「グレートだぜ・・・億泰!」と空に向かって言ってやってください。
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