2011年3月10日木曜日

Catch a Waveのこと (DefTechではない)


浜島書店から Catch a Wave という英字新聞が発行されています。

で、3月4日号に「ガーナの小学校」というタイトルで記事を掲載してもらっちゃいました。

はい皆さん、今すぐチェケラ!






以下は、元なんちゃって英語教師の脳みそを久しぶりに使って書きます。


中学生向けにライティング活動をして、たとえば部活のこととかを英語で紹介させる時に、

「先日行われた大会では優勝し、…」というくだりを英語で表現したがっていたとします。


すると、だいたいの生徒が行きつくところ、

We are the champion...

となりがちで、「マイフレ~ン…って、お前はQueenかっ!?」とツっこみたくなります。


これはこれで間違いではないし、むしろ努力をよく認めるべきところなのですが、

彼がもしもっと良質な英文と出会っていたら、今後の展開はもっと変わるでしょう。

「英作文は、英借文」ですから。


たとえば、もし彼がこんな文を知っていたらどうでしょう。

Konan won its first Koshien...(以下略、Catch a Wave '10年4月9日号)


興南が春の甲子園で初優勝した時の記事です。

winを他動詞で使う、目的語の中に「彼らにとって初めての」という意味を乗せるなど、

シンプルながらとても参考になるので、語句を換えて自分オリジナルの英文を作りやすく、

とてもよい「お手本」になる英文であると思います。


今回記事を掲載していただいた Catch a Wave は、英検なら3~準2級、

TOEIC450点あたりをターゲットにしているので、多くの人に取り掛かりやすいと思います。


「多読」という言葉も英語教育では当たり前のように使われていますが、

平易な文章なので、興味のあるトピックなら中学生でも大意をつかむことができるでしょう。


音声教材もあるそうなので、これがあるだけで1時間授業ができちゃいそうですね。

ガーナにはなかなかそういう教材がないので、ちょっといいなぁとうらやんでみます。



生徒にとって、いやむしろ先生にとって

今ホットな話題をそれなりに英語で理解する、説明することって大事かなと思います。


大学生の時、気が向いたら「CNN ENGLISH EXPRESS」という雑誌をパラ読みしてました。

大学の図書館にあったので手に取ることができたのですが、でもこれ高いんですよね。

そういう意味でも、Catch a Wave はデータ版なら229円らしいので、お買い得です。


そんな素晴らしい英語教材にもなりうる物に、自分が英語で記事を書いたのかと言われたら、

すいません、違います。ただ、写真となんとなくの日本語文をメールしただけです。


でも、プロの手にかかるとここまですごくなるかと感動してしまうくらい、

キレイなレイアウトと英文に仕上がっていたのです。



今回「ガーナの小学校」の記事で、すごーいと思った英文の1つを紹介します。


「小学4年生の15歳も決して珍しくはない。」


これ、皆さんならどうやって英語で表現しますか?

答えはいろいろあると思うのですが、たとえば Catch a Wave は

中3の2学期に学習する It - for -to 構文を利用して、次のように表現しました。


It's not unusual for a 15-year-old boy to be in the fourth grade.


うーん、あっぱれです。


過去のサンプルをダウンロードもできるようですから、一度ご覧になってはいかがでしょう。




以上、CMでした。

浜島書店の皆さん、貴重な機会をありがとうございました!

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Kofiさん 
Catch a Wave のことを紹介していただき,ありがとうございます。こんなにスペースを割いていただけるとは!
かわいいガーナの子どもたちの写真やわかりやすくて丁寧な文章を寄稿していただいたおかげで,よい記事になりました。
ちなみに DefTech よりもうちの方が先です!
浜島書店

Kofi Jun さんのコメント...

浜島書店の皆さま!

この度は本当にありがとうございました。
このブログ、何か間違ったこと書いていないでしょうか?
何を隠そう「なんちゃって」なので、英語や内容に関するご指摘があれば、お待ちしております。
きっとDefTechのMicroはこの英字新聞にインスパイアされて曲を作ったはずです。
それでは、次の機会も楽しみにしております!