2010年12月20日月曜日

潜望鏡、バージョンアップ

同任地のI隊員から電話が。

「潜望鏡、作ってみましたよー。」



教員養成校の教壇に立つI君。

いつもさりげなく「こんなんどうっすかね?」と、すごい教材を教えてくれるI君。

ホームステイで弱っていたところでカレーライスを作ってくれたI君。

本当に頼りになります。


で、ルンルンで行ってみると… うおおおー!



素材はペットボトルと鏡のみというシンプルさ!これなら先生たちもマネできそう!

しかも、ペットボトルをつなげて胴体を長くすることも!

鏡の角度が見えるので、反射の様子も理解されやすいでしょう!

「縦にしたらグラつくかもしれないので、横に寝かして使ってもおもしろいね」とのこと。


I君、本当にいつもありがとう。

ペリスコープ2号(powered by Mr.I)、2学期からのデビュー決定です。



ついでに、彼の授業にもおじゃまさせてもらうことに。

この日は水素や酸素などの気体発生や、水上置換などの採取方法、各気体の確認方法など

「あー、そういえば昔やったなー」というなつかしい内容でした。

4月の実験ツアーでもやろうかという内容なので、どのように授業をすすめるのかメモを。


学生たちは初めて見るようなリアクションをしており、

「そうか、こういう人たちががんばって先生になるのね」と、なかなか興味深かったです。


I君は学生から来る質問にも的確に答え、さすがベストティーチャー受賞!といったオーラです。

試験管立てなどもペットボトルで作るなど、工夫が散りばめられた授業でした。



同じ任地だけど、またブログも読んでね、I君。

2010年12月18日土曜日

知らないことが、おいでおいでしてる

私の割り当ては、アカチ郡の全99小学校です。

1学期はそのうちの7校を巡回しました。

あと92校、バイクでなんとか巡回することも一つの目標にしています。


授業をするにあたっては、事前にスケジュールと指導案を持参して、

「はじめまして、私は日本から来た…」と先生たちにあいさつ回りすることから始まります。

持っている資料は学校名の一覧表だけ。地図なんてありません。

授業よりも、この「学校探し」が案外大変だったり楽しみだったりします。


バイクを手にした今、生活圏から抜け出して学校を探し回ってます。

バイクで少し走ると、それはもう「ザ・アフリカ」な景色がどーんと広がります。

エンジンを止めてじっと景色を眺めているのが、最近の楽しみ。

雲がつかめそうなくらい近くに感じる空がとても青く、いやされます。



当てもなく走るのはワクワクもあり、不安もあり。

頼りになるのは、道すがら出会う現地の人。

英語が通じない場合も多々あるのですが、どの人も親切なのが本当にありがたいです。

こちらがノートに絵を書いてたずねると、土に地図を書いて教えてくれます。



走っていると、こんな道も。ぐわあー(泣)



聞いては学校を見つけ、また次の学校の場所を教えてもらい…。

もうヨネスケの「突撃!隣の晩ごはん」状態です。しゃもじ持っていこうかしら。


そして、いつかこの成果をチョーさんみたいに地図にまとめられたらいいな。

え、チョーさんを知らない?何ですとー!今すぐウィキって!


今度はどこを走ろうかな。

2010年12月17日金曜日

スイカは現地語でもウォーターメロン

スイカー!スイカが売ってるー!



12月にもスイカが食べられるなんて、ガーナええがな。

1切れ30ペセワ(20円)。めちゃ甘いです。


ちゃんと「志村けん食い」もガーナで紹介しておきました。

2010年12月16日木曜日

ガ英研(10)

師も息を切らしてダッシュする12月。

ガ英研の皆さん、いかがお過ごしでしょうか。


先日ガーナでは1学期期末テストが行われました。

今日は小学6年生用の問題をすべて掲載します。


こういうことして、著作権とか大丈夫?と事務所の何人かに聞いてみましたが、

「別にいいんじゃね?」という心強い返答をいただいてますので、堂々といきます。



さて、この問題を見た時の感想は、「けっこう難しい…」です。

文章に不自然に思える言い回し()があったり、明らかに文法エラー()があったり、

単語もstubbornやresideなんか日本の高校生がようやく習う(ですよね?)ものだし、

文法も関係代名詞や仮定法まで使われている…。

pastorなどキリスト教的な単語がたくさん見られるのも、ガーナらしいですね。


そして、実施しているクラスを見たのですが、あまり出来はよろしくないよう…。

日本人にとっては、「完全なる外国語」である英語。

一方、ガーナではむしろ「公用語」である英語、

現地語が実に多く話されている中で「身につけなくてはならない」英語、

そして、各現地語との「言語間の距離」()は決して近くなく、

マスターするのも楽ではないであろう英語。


本当に、この子たちどうやって英語を身につけていくのだろう。

なんちゃって英語教師としては、やっぱり気になります。


以下の問題を見て、皆さんは何を感じますか?

ガ英研では皆さまのご意見をお待ちしております。



【Reading comprehension】

Read the following passage carefully and answer the questions that follow.

----------

     The mosquito is a flying insect that you find in hot and wet regions of the world.  Like all insects, its body has three parts, and it has six long legs.  It has a long 'proboscis' at the front of its head that it uses to suck liquids.
     Females lay over 1,000 eggs at a time. After a week, the eggs hatch into 'larva', which live under the surface of the water and breath air through small tubes.  Larva eat tiny plant matter, and they also eat each other.  After another stage of growth, the adult comes out of the water and flies away.  A mosquito lives for about one month.

----------

1. The mosquito uses its --- to suck liquids.

A. body
B. mouth
C. larva
D. proboscis


2. The mosquito is a/an ---.

A. reptile
B. insect
C. mammal
D. ape


3. The 'larva' is the --- of the mosquito.

A. hatched eggs
B. long legs
C. tiny plant matter
D. small tubes


4. How many eggs does the female mosquito lay?

A. 1,000
B. Below 1,000
C. Over 1,000
D. About 1,000


5. How long does the mosquito survive?

A. About one week
B. About one month
C. About one year
D. About two month



【Grammar 1】

Identify the modal auxiliaries in the following sentences.


1. My father should be at work by now.

A. father
B. should
C. work
D. now


2. You ought to finish the work by noon.

A. ought to
B. finish
C. work
D. noon


3. Mr. Adade might have travelled abroad.

A. have
B. travelled
C. abroad
D. might


4. Esinam must cook this evening.

A. Esinam
B. cook
C. must
D. evening


5. You need to see him before he leaves.

A. see
B. need to
C. before
D. leaves



【Grammar 2】

Choose the adverb in each sentences.


1. Immediately he saw me, he ran into the bush.

A. Immediately
B. saw
C. ran
D. bush


2. She will travel abroad if she gets the scholarship.

A. travel
B. get
C. abroad
D. scholarship


3. You must pay the money when your father comes.

A. money
B. must
C. comes
D. when


4. He talks fast so that I don't hear a word.

A. talks
B. hear
C. don't
D. fast


5. The president spoke softly to the stubborn student.

A. spoke
B. softly
C. stubborn
D. student



【Paraphrasing】

Choose the word which means nearly the same as the underlined (*) word in each sentence.


1. Our pastor preached against *theft among students.

A. shouting
B. stealing
C. fighting
D. sleeping


2. Don't *slam the door that way again.

A. shut
B. break
C. pull
D. open


3. *Indolent students do not pass examinations.

A. serious
B. focused
C. lazy
D. violent


4. We used to *live in Accra.

A. reside
B. breed
C. leave
D. steal


5. Daddy, I am very *grateful to you for the gift.

A. faithful
B. sinful
C. painful
D. thankful



【Filling the blank】

From the alternatives lettered A - D, choose the one which most suitably completes each sentence.


1. The student --- I spoke to is in J.H.S.1.

A. which
B. who
C. whose
D. whom


2. The teacher shouted --- the girl.

A. at
B. on
C. under
D. over


3. --- is the class prefect?

A. Which
B. Who
C. Whom
D. Whose


4. My father congratulated me --- passing the exam.

A. at
B. for
C. by
D. on


5. How --- everybody?

A. are
B. is
C. have
D. were


6. Look --- you leap.

A. before
B. since
C. at
D. on


7. Ama is the --- student in the District.

A. clever
B. cleverer
C. cleverest
D. more cleverer


8. If I saw him, I --- tell the police.

A. will
B. shall
C. was
D. would



【Composition】

Write a letter to your friend in another school telling him/her how your school organises "Our day" for pupils.

Tell your friend what you do when your parents away.


Note: Answer only one question from this section. Your composition should contain at least 80 words.





---its head that it uses to suck liquidsの部分。

別に---its head to suck liquids でよくないか?




A mosquito live for about one month.

三単現のsがー! 他2か所あったけど、ガ英研修正(したつもり)版で掲載してます。




言語と言語がどの程度似通っているかという概念。

学習者の母語と学習対象となる言語が似ていれば似ているほど、

つまり、距離が近ければ近いほど、全体としては学習しやすい。


たとえば、スペイン語とポルトガル語は同じロマンス語族で、

お互いの言語を全く知らなくても何とかコミュニケーションができてしまうそう。


その点、日本語と英語の距離はかなり遠いと言える。

たぶん、ガーナ国内の現地語と英語の距離も近くないような感じが。


ちなみに日本語と距離が近いとされるのは、韓国語。

英語が苦手なそこのキミ、韓国語ならいけるかもね!


(参考:白井恭弘「外国語学習の科学」 岩波新書)

2010年12月15日水曜日

テストの様子を拝見する

1学期もそろそろおしまい。

小学校でも毎学期末のテストが行われます。



各学期末のテストは業者が作成したものを使用し、

その費用として生徒1人1セディ(70円しない)集金するそうです。

各期末テストの正答率合計が50%に達しない場合は、留年です。

小学校から留年なんて…。しかも50%って、厳しいような…。


というわけで、生徒にとっては進退をかけたテストです。

進退をかけて、カンニングに走る生徒もたくさんいるわけで、

先生たちも各学年を散らして同じ机に座らせない工夫をするのですが…。


後輩は先輩に聞く。先輩はそれに応じる。そして、その答えはだいたい間違っている。

その姿や、悲しすぎる…。正々堂々といこうぜ、ガーナの若者よ!



教室はとにかく生徒でいっぱい。机が足りない場合は、椅子を机がわりに。

地面で書かされるよりはマシか。



答えはマークシートに記入という、ちょっとニュースタイル。

ただし、答え合わせは先生が一人ひとりチェックする古きよきスタイル。

家に持ち帰って採点するという先生、お疲れです!



この日は英語のテストでした。

このテストの内容については、後日ガ英研担当に報告依頼しておきます。


3択ないし4択問題という形式や、その選択肢の作り方、

テストの内容をちゃんと授業で教えて、できていることを見届けているかとか、

ツッコミたくなるところは多々ありますが、

「評価」も授業を作る大きなポイントとして考えていけたらいいなと思うのでした。


日本での資料をざっと読み返しても、評価にまつわることはたくさん出てきます。


評価基準と評価規準、評価は次への指標、

評価は生徒をラベリングするものではない、

新たな学びへと生徒の背中を押すものであるべき、

生徒の評価は自分の授業の評価でもあると考えたら、

評価のタイミングはどうするか、

期末テストだけで成績を出してよいのか、

形成的評価を活用して生徒の学びをつなぎ、広げる、



…さ、オクラ煮よっと。

2010年12月14日火曜日

みなさんのおかげです

私事で恐縮ですが、先週末に誕生日を迎えました。

わざわざ覚えていてくれて言葉を送ってくださったあなたやあなた。

感激です、本当にありがとう。


当の本人は、首都アクラになんとなく上がって散財してきました。

誕生日が1日違いの同期やドミにいた仲間から

ガーナ時間で12時ピッタリにローソクを垂らされる手荒い歓迎にはじまり、

慣れないテニスをして、ビーチでのんびりと波を愛でて、

ここぞとばかりに中華やインドカレーなどのごちそうを食べたが故に、

お金が瞬く間に飛んでしまったので、同期から貸してもらうという醜態を晒し(泣)、

帰り道はタイヤがバーストして立ち往生というおまけつきの週末でした。



しかし、アクラはお金の減りが圧倒的に速くて恐ろしい…。

隊員の手当だけで豪遊するとあっという間に破綻を迎える…。

もっと計画性のある大人になりたいと思いました。



本来なら誕生日は親が祝福されるべきじゃないかなと。

「子どもがちゃんと成長していておめでとう」ですね。

教員をやって、親の気持ちを目の当たりにするようになって、一層そう思います。


父上、母上、おかげさまで息子は平和に暮らしておりますので。

2010年12月12日日曜日

オッチャン、逮捕される

パパさんが署長を務めるアカチの警察所。

こじんまりとしたその建物には、なんと牢屋もあるんです。

逮捕された人たちがパンツ一丁でぶちこまれている姿が丸見え状態の牢屋。

会話も差し入れも簡単にできてしまうという、日本では考えられないミラクル。


そんな警察所に、道すがらふと立ち寄った先日のこと。

警察のスタッフとあいさつを交わしていると、いつものように牢屋から


うおぉぉぉー!オレに食い物くれぇぇぇー!!


という叫びにも近いような物乞いが始まりました。

うわ、始まったぜ… と思いながらふと牢屋に目をやった時、衝撃の瞬間がやって来ました。


囚人の一人はなんと、近所のオッチャンじゃないか!!

毎日私の家の前でとうもろこし挽いてた、近所のオッチャン!!

体調が悪いからといって唐辛子を生でかじって余計にもがいてた、近所のオッチャン!!



囚人:「おー、お疲れ。」

筆者:「いや、疲れてるのはそっちでしょ。ていうかオッチャン何してんの!」

囚人:「ちょっとな。ていうか、食い物くれぇー!」

筆者:「最近見ないと思ったら、こんなとこで。んもう、何やらかした?」

囚人:「うん、ちょっとな。ていうか、食い物くれぇー!」

筆者:「ちょっとって?ケンカ?」

囚人:「ま、ケンカだな。ていうか…」

筆者:「食い物は分かったから(怒)いつ出れるんだ?」

囚人:「来週だな。また家の前で会おうな。ていう…」

筆者:「食い物は反省してからじゃい!」



正直、かなり驚きました。家の前のオッチャンが逮捕されてるなんて…。

気を取り直そうと、ファンタと中国製あめちゃんを食べながらママさんと会話したのですが、

まさか、ここからさらなる衝撃が待ち受けていたとは…。



筆者:「もう、あのオッチャン。何してんだかね。」

ママ:「はぁ…。あんなヤツのことなんか、もう二度と思いだしたくないわ。」

筆者:「そうなの?なんかケンカしたみたいね。来週には出れるって。」

ママ:「んだとコラー!!アイツ、そんなこと言ってたの!!

筆者:「えっ?まさか、違うの…?」

ママ:「全然違うわよ!!もう許せないわ!!ガルルルルゥーー!!

筆者:「ち、ちなみに、彼は何を?」

ママ:「レイプよ、しかもイレブン・イヤーズ・オールド・ガールよ



我が耳を疑いました。開いた口がふさがりませんでした。

飲んでいたファンタは止まらなかったけど。


あのオッチャン、全く反省の様子が見られなかったな。

平気で物乞いしてたあの顔を思い出したら、怒りやらむなしさやらが覆いかぶさってきました。

ていうか、11歳の女の子は大丈夫なんだろうか。


オッチャンは50代半ば。妻は2人、孫もいる。

署長のパパさん曰く、懲役は25年。刑務所で人生を終えるべきだとのこと。

残された家族、そして11歳の女の子に幸あれとしか言えない。


隣人が犯罪者に。ガーナ油断できないがな。

オッチャン、人生懸けて罪を償ってきてくれよ。

2010年12月11日土曜日

マンゴーを喰らう

日本は寒気の中、ガーナは乾季を迎え、マンゴーがおいしい季節になりました。

多くのアフリカ隊員もマンゴーを楽しんでいるのでは?


ローカルマンゴー1個10ペセワ(7円!)、大も1個40ペセワという驚異の価格。

この2年で人生のマンゴー摂取飽和量に達することが目標です。



とってもとってもおいしいのだけど、ひとつだけ懸念が…。

それは、繊維が多くて歯に挟まること。

しかも、歯並びがよい所にガッチリと挟まるので、なかなか取れません。

歯ブラシ、フォーク、たこ糸、指、コンセント、蚊帳…

いろんなもので繊維除去を試みるのですが、うまくいかず…。

あー、気になるー!



でも、それを差し引いてもやっぱりとってもおいしいです。

おいしくておいしくて、まな板までナメてしまうという、

もしも全国6千万のファンの皆さまが見たら泣いてしまうような真似をしてしまうくらい、

もう本当においしいです。


以上、鍋がおいしいという日本の仲間へ、ささやかな抵抗でした。

日本の仲間たち、風邪には気をつけてね。