こじんまりとしたその建物には、なんと牢屋もあるんです。
逮捕された人たちがパンツ一丁でぶちこまれている姿が丸見え状態の牢屋。
会話も差し入れも簡単にできてしまうという、日本では考えられないミラクル。
そんな警察所に、道すがらふと立ち寄った先日のこと。
警察のスタッフとあいさつを交わしていると、いつものように牢屋から
「うおぉぉぉー!オレに食い物くれぇぇぇー!!」
という叫びにも近いような物乞いが始まりました。
うわ、始まったぜ… と思いながらふと牢屋に目をやった時、衝撃の瞬間がやって来ました。
囚人の一人はなんと、近所のオッチャンじゃないか!!
毎日私の家の前でとうもろこし挽いてた、近所のオッチャン!!
体調が悪いからといって唐辛子を生でかじって余計にもがいてた、近所のオッチャン!!
囚人:「おー、お疲れ。」
筆者:「いや、疲れてるのはそっちでしょ。ていうかオッチャン何してんの!」
囚人:「ちょっとな。ていうか、食い物くれぇー!」
筆者:「最近見ないと思ったら、こんなとこで。んもう、何やらかした?」
囚人:「うん、ちょっとな。ていうか、食い物くれぇー!」
筆者:「ちょっとって?ケンカ?」
囚人:「ま、ケンカだな。ていうか…」
筆者:「食い物は分かったから(怒)いつ出れるんだ?」
囚人:「来週だな。また家の前で会おうな。ていう…」
筆者:「食い物は反省してからじゃい!」
正直、かなり驚きました。家の前のオッチャンが逮捕されてるなんて…。
気を取り直そうと、ファンタと中国製あめちゃんを食べながらママさんと会話したのですが、
まさか、ここからさらなる衝撃が待ち受けていたとは…。
筆者:「もう、あのオッチャン。何してんだかね。」
ママ:「はぁ…。あんなヤツのことなんか、もう二度と思いだしたくないわ。」
筆者:「そうなの?なんかケンカしたみたいね。来週には出れるって。」
ママ:「んだとコラー!!アイツ、そんなこと言ってたの!!」
筆者:「えっ?まさか、違うの…?」
ママ:「全然違うわよ!!もう許せないわ!!ガルルルルゥーー!!」
筆者:「ち、ちなみに、彼は何を?」
ママ:「レイプよ、しかもイレブン・イヤーズ・オールド・ガールよ」
我が耳を疑いました。開いた口がふさがりませんでした。
飲んでいたファンタは止まらなかったけど。
あのオッチャン、全く反省の様子が見られなかったな。
平気で物乞いしてたあの顔を思い出したら、怒りやらむなしさやらが覆いかぶさってきました。
ていうか、11歳の女の子は大丈夫なんだろうか。
オッチャンは50代半ば。妻は2人、孫もいる。
署長のパパさん曰く、懲役は25年。刑務所で人生を終えるべきだとのこと。
残された家族、そして11歳の女の子に幸あれとしか言えない。
隣人が犯罪者に。ガーナ油断できないがな。
オッチャン、人生懸けて罪を償ってきてくれよ。
4 件のコメント:
がーなええがな ○-● TAKETAKEGHANA
Junichi-san
どーも、こんにちは。地元、JUNJIです。前、日本に一時帰国した時に 風の噂でこのブログのこと聞きました。で、ふと、思い出して覗き込んだ暁に、書き込んどきます!やっぱガーナ強烈ですね。南米コロンビア、いろんな意味で幸せです。
マジですか!衝撃(゚ロ゚;ノ)ノ
日本では海老蔵もつかまるし、
まったく世知がない世の中ですな。
あ!誕生日おめでとう!
じゅんじ!
コロンビアでも元気そうで!
じゅんじの表敬訪問の新聞記事を見てからもう1年半、早いものだね。
いそのボリビアやじゅんじのコロンビアに負けず、こちらガーナでもサッカー部魂でがんばろうと思う次第。
またブログも楽しく読ませてもらいまーす!
KZ!
海老蔵もそうだし、管首相も仮免発言でやんや言われるし…。
日本、もっと注目することあるやろ!って言いたくなるよね。
そして、うちの警察署も牢屋の檻は別に建ててくれ!と切に言いたくなります。
誕生日、ありがとう!
すーさん!
白星、ありがとうございます!
今後ともごひいきに。
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