2010年8月17日火曜日

卵の黄身は…

ガーナでもお米を食べることができます。

これが、本当に幸せ。

ホームステイ先でも何度か作ってくれました。

「フライドライス」「ジェロフライス」「ワチェ」などの種類がありますが、

今日は「ライスシチュー」をご紹介。


シチューというと、「おうちへ帰ろう~♪」のシチューを思い浮かべますが(古い?)、

ガーナでは赤くて辛いペースト状のものを指します。

これがご飯の上に乗っかり、時には卵や野菜も乗っかるという、

いわば「どんぶりかきこみ系」の日本男児には大変うれしい食事であります。


パパさんも、日本から持参したはしに挑戦してくれました!


ここで、衝撃の事実を。

実はガーナの卵、黄身が黄色くないんです。ほら…


ニワトリが栄養失調だとか諸説あるようですが、

とにかく、よく火を通さないと食べられないのは間違いありません。

この国では「半熟」「レア」「とろ~り」なんていう中途半端なマネをしたら、

確実にヤラれます。


あぁ、卵かけご飯…(泣)。

2010年8月16日月曜日

ガーナの台所事情

今日はホームステイ先の代表的な食事を紹介します。


ちなみに今からの料理は全部、ママや18歳の娘の手料理です!


1 フーフー

キャッサバやプランテーンを、うすときねでついて作ります。


もちのような触感で、ずいぶんとお腹にたまります。

これをパームオイルたっぷりの赤いスープにつけていただきます。


マイルドな辛さで、今日紹介する中ではこれが一番食べやすいかも。

でも、地元駅前の台湾ラーメンの方が、よっぽど辛くて…


2 バンクー


メイズ(とうもろこし)の粉を練って作ります。

メイズは水と反応して発酵すると、強烈な香りと酸味を発します。

この酸味がたまらないという日本人は、

「納豆が好きなアメリカ人」くらい、かなりレベルが高いと思われます。

スープはパームオイルか、オクラと魚のスープがメジャーです。

バンクの酸味とスープの辛みがマッチして…と評判です。

でも、地元駅前の台湾ラーメンの方が…


3 ガリ

近所のおばちゃんたちが、キャッサバを炒ってくれてます。


できた粉は、まるで超合金のような硬さに仕上がります。


これをパームオイルと豆のスープにぶちこんで、かきこみます。

このスープはやや辛でした。

でも、地元駅前の台湾ラー…


パパがおいしそうにガツガツといってたので、

私もマネして牛丼の要領で思い切りかきこんだら、

歯ごたえとか、コシとか、そういったものを超えて、

本当に奥歯が折れたと思いました(泣)。

こんなに硬い食べ物が世の中にあるとは…。


そして、これらの食事が生み出されるキッチンは…


せっかくガーナに来たのだから、おいしいものを見つけよう。

ていうか、おいしく食べよう。



※追記:

でも、正直みそ汁が恋しい。

お風呂はつらいよ

ブルジョアな方にホームステイを受け入れていただいたとはいえ、

この家にも水道はありません。

というわけで、お風呂も井戸水もしくは雨水で、ということになります。

このタンクが一家の生命線。


雨水を貯めているのだけど、ふたを開けるとなぜかヨーグルトの臭いが…。

見ると、水は基本的に緑色してます。

いつものクセで「グチュグチュペーッ」とかやってしまうと、下痢まっしぐらの予感。

入浴前から緊張が走る…(汗)。


バケツに1杯だけ水をちょうだいして、向こうの風呂場へいざ行かん。

首にタオル、右手にバケツ、

そしてオイラは人の家でパンツ一丁。

ママも裸で歩いているんだ、恥ずかしいなんて言ってられない。

お見苦しい格好でごめんなさいと思いながら、お風呂行ってきますとあいさつ。

これが、風呂場。


ココナッツの木を眺めながらの入浴は、人生で何回もできるもんじゃない。

ここで、ヤギやニワトリに見られながら体を洗います。


派遣前、「コップ2杯で髪は洗える」とさわやかに語っていたロングヘアーの女性に出会ったが、

人間、追い込まれたらできるもんです。

バケツ1杯の水でも、この小さなバケツでちょこまか流していけば、むしろ水は余ります。


水ってすごい。水って大事。

ほんと、ボウズ頭にしてよかった…。

2010年8月14日土曜日

トイレはつらいよ

さて、ホームステイではガーナの「庶民の生活」を体験することができました。
といっても、今回おじゃましたお宅はかなり「ブルジョア」な方。

ちょっとトイレに行きたくなったので、お借りすることに。
「おー、遠慮するなよ。あの木の向こうだ。」

…えっ?屋外っすか?
みると、塀の向こう20mほど先に、ポツンとした小屋が。

ははーん、なるほど。きっと、ボットン便所ね。
このくらいでびっくりするほど、協力隊はヤワじゃない。

首都で買ったトイレットペーパーを持って、いざ出陣。


よーし、着いたぞ。
ウィーンっとドアを開けてっと…

ワアアアアアーーーー!(号叫)


見たことのない数のハエと蚊が、体中にまとわりついてお出迎え。
ハエが人体に卵を産む話や「もうマラリアはヤダ」という先輩の顔が、走馬灯のようにかけめぐる。

「ヤられた…」

右手でハエと蚊を追い払い、左手でこぼれ落ちる涙を拭きながら、一時退散。
次は、首都で買ったトイレットペーパーと、首都で買った虫よけスプレーを持って、いざ出陣。

勇気が出ない。
でも、お尻のことを考えると、時間もない。

もう、やるしかない。

ドアを開け、虫よけスプレーを目の前が白くなるくらいにまいてやった。

「勝った…。」
至るところで、大量のハエや蚊、それにゴキブリ、蛾、カマキリまでが死んでいる。
お前たち、どこにかくれていたんだ…。
そんなことを言っているうちに、便器の下からニューカマーたちが上ってきている。
ヤバい、早くせねば。


それにしても、この便器にお尻だけはつけたくない。
写真で伝わらないかもしれないが、とにかくいろんなものがくっついている。

苦肉の策で、内またにペーパーを挟んで、両またで便器を挟みながら半立ち状態でミッション・コンプリート。

これはまいった…。
まさか、トイレでこんなに苦労するとは…。
とりあえず、この内またをシャワーで流さなきゃ。

あ、そういえばシャワーもないんだった。(続)

2010年8月11日水曜日

待ってろEwe語(安堵編)

そういえば、任地に来てから気づいたこと。

それは、あいさつにやたら長いこと時間がかかるということ。

ホストファーザーと道を歩いていると、
やたらいろんな人が立ち止まり、ていねいにことばを交わしていく。
これじゃ、全然前進めないじゃん…と、正直思っていました。


そんなあいさつの真相も、Ewe語を習って、少し分かった気がします。
何と言っているかというと…


甲:元気ですか?

乙:元気ですよ。

甲:子どもたちは?

乙:元気です。

甲:アイザックは?

乙:もちろん、元気ですよ。

甲:ベネはどう?

乙:ええ、おかげさまで。
  じゃあ、今度は私の番。
  お宅のマックは?

甲:ええ、元気ですよ。

(以下略)


…とまぁ、こんな感じでお互いの家族のメンバーを一人一人確認していたのですね。


病気が多かったガーナ。
マラリア罹患率は今もなお世界トップ(ワースト)クラスです。
なので、立ち止ってはお互いの健康を本気で気づかっているのだそうな。

へぇ~!なんだか、いい話だな!

「気づかう」かぁ。

これぞ、あいさつの原点かもしれません。


しかし、ふと疑問。

問①:
「ボクの場合、まだその人の家族を知らないのですが…?」

先生の答え:
「適当に曜日のニックネームを言いましょう。そのうち当たります。」

問②:
「そのニックネームが当たっていない場合、失礼にあたるとかは…?」

先生の答え:
「だれもそんなこと気にしませんよ。まぁみんな大家族ですから、だれかに当たるでしょ。」

問③:
「いつあいさつを終えればいいのですか?」

先生の答え:
「うーん、適当ですね(笑)」


よっしゃ!このいい加減さもいい感じ!
覚えが悪くても、Small Smallでいこう。

2010年8月10日火曜日

待ってろEwe語(落胆編)

かつてはイギリスの植民地だったガーナ。
周辺国はすべてフランス語なのだが、ガーナだけは英語。

そして、ガーナ各地で「現地語」は、いまでも日常会話でよく使われています。
ていうか、現地語しか話さない人は、けっこうたくさんいたりします。

というわけで、任地に溶け込んで暮らしていくには、現地語はマストアイテムなのです。

私が暮らすアカチでは、「Ewe」ということばが使われています。

これが実はグローバルなことばでして、
隣のトーゴからベナン、ナイジェリアあたりまで通じるらしい。
このことを先生は誇らしげに教えてくれました。

曰く、「海沿いの人たちのことば」だそうな。
そうだよね、国境なんてずいぶん最近、勝手に「縦に引かれた」んだものね。


さぁ、ジャンジャン覚えるぞ!
文字はアルファベットとほぼ同じ。
初日は生活に必要な単語やあいさつを覚えようということで紹介されたのが…

アフワン … 元気ですか?

アペ   … ありがとう。

アトト  … パイナップル

アンティ … オレンジ

アコデュ … バナナ

アンプレ … バンクー(ガーナの主食のひとつ)

なに、みんな「ア」で始まるやん(汗)!

自分としては「ア攻撃」にひるまず一生懸命声に出すのだけど、
どうもうまく発音ができていないらしい。


たとえば、「アペ」と発音しては、

ちがうよ、Akpeだよ。」

ん?アペ?

だから、Akpeだってば。」

なんて何度もやってるものだから、こっちもつい

「だー!もう…。アパッってテキトーに言ったら、

「アハーン!それだよそれ!」

なんて褒められるもんだから、もう何が正解かサッパリで…。
何が分からないかのかが分からない。

これを業界用語で「勉強のデフレスパイラル」と呼ぶ。(本当か?)
これはかなりしんどいぞ。

あぁ、これだわ、生徒の気持ちって。

もっと優しくしておけばよかったかな…。

2010年8月9日月曜日

待ってろEwe語(情熱編)

2週間のホームステイ中に、現地語を学ぶチャンスを得ました。

先生は、アカチ教育事務所の指導主事。

これから2年間、いろいろな面倒を見てくださる、

いわゆる「コーディネーター」、または「カウンターパート」です。

ドキドキの初対面。

右手を差し出し、「Good mornig, sir.」と言おうかと思ったら…

「オッハヨウ!デンキデスカー!」

と、とびきりの笑顔と日本語で出迎えてくださいました。

実はこの方、かつて日本に研修に出かけたことがあるそうなのです。

JICAの奨学金で、3週間北海道にいたとのこと。


この日本語でのあいさつは、本当にうれしかった。

いや、間違いなく私は電気じゃないけど、そんなことは関係なし。

到着直後から感じていた「アウェー感」が一気に吹っ飛びました。


そうか、これだよな。

ということは、自分も現地語を覚えれば、

ここの人たちもきっと喜んでくれるだろう。

そういえば、日本語を話したり、話そうとするALTの先生って、

ガッチリ生徒の心つかんでたよな。


ことばなんていらない、って場面もあるかもしれないけど、

それはことばを交わす関係があってのことだよな。


希望に燃える筆者Kofiでした。

しかし、この直後、現地語の難しさに驚愕することに…。

おいらはコフィ

任地アカチに着いて、しばらくして
ホームステイ先のお父さんが迎えに来てくれました。

「長旅、お疲れ様。君のことを心待ちにしていたよ」

…よかった。めちゃいい人やん。

そうこうして、おうちに到着。
お庭には立派なマンゴーの木が立っており、
木の下に用意されたいすに腰をかけました。


キンキンに冷えた水をいただき、
ひとしきりのあいさつを終えた後、お父さんからこんな質問が。

「で、あんた、何曜日生まれなんだ?」

来たー、この質問。
本当に聞かれるんだ!

というのも、出発前に同期隊員が成田のロビーで
自分が生まれた日の曜日を調べてたのです。
よく分からんけど、向こうで聞かれるらしいから調べておこうと思って…というので、
自分もついでに調べてもらってたのです。

調べてもらったはいいけど、あれ?

何曜日だっけ…?(汗)

木か金だよな…。
うわー、フィフティ×2だけど、金がファイナルアンサーでいこう。

「金曜日です。メイビー。」
「オッケー!じゃあ、Kofiだな!よろしく、Kofi!」

…まったく意味不明であった。


後から知ったのだけど、
ガーナ、特にキリスト教が強い地域では、
その人の生まれた曜日に応じてニックネームがあるのだそうな。

そして、いろんな人のニックネームを、間違えずにきちんと覚えている。
まるで、私たちが友達の血液型を覚えているかのようだ。(私は覚えられない)

というわけで、私は「金曜日生まれの男」=「Kofi」となったわけです。

なかなかいいじゃないの、コフィって。
生まれてはじめてミドルネームがついたぞ。
日本人でミドルネームがあるといったら…

     インリン・オブ・ジョイトイ

     つのだ☆ひろ

くらいじゃない!?
やったね!

KofiとJunという名前は、セットで覚えてもらえることになるのでした。